現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

現代文明批判

『君たちが知っておくべきこと』佐藤優 ①・現代文・小論文予想出典

(1)現代文(国語)・小論文・予想出典ー『君たちが知っておくべきこと・未来のエリートとの対話』(佐藤優)について 最近、出版された『君たちが知っておくべきこと・未来のエリートとの対話』(佐藤優)(新潮社)が、来年度の難関大学の現代文(国語)・小論文に出題…

現代文・小論文・予想問題ー『AIの衝撃ー人工知能は人類の敵か』

(1)最近、流行している、理科系の論点・テーマに注目しよう 最近は、大学入試の現代文(国語)・小論文の世界に、理科系論点・テーマが、多く出題されるようになってきました。 現代文明においては、地球温暖化・核廃棄物等の問題を見ても分かるように、我々人…

2013早大政経国語(現代文)解説「悪人礼賛」・善意の暴走

(1)早稲田大学・上智大学・同志社大学の現代文(国語)の傾向分析・対策 【1】傾向分析 ① 早稲田大学・上智大学・同志社大学の現代文(国語)は全学部的に、全国の難関大学の中でも特に、重厚で難解な哲学的な論考を出題しています。 ② また、最新の論点・テーマを…

2014明大国語(現代文)解説『本は、これから』内田樹・電子書籍

(1)「電子書籍の問題点」、「電子書籍の未来への展望」、「紙の本の影響力・恩恵」は、入試現代文(国語)・(小論文)の最近の流行論点・テーマです 最近の一例を挙げます。小論文の場合は、その旨を表記します。現代文(国語)は、表記しません。 ・千葉大学-港千尋『…

2012東大国語第1問(現代文)解説『意識は実在しない』河野哲也

(1)東大現代文(国語)対策ー3・11後の最新傾向分析①ー2012(河野哲也『意識は実在しない』) 東大現代文(評論文)の最新傾向を知っておくことは、東大現代文(評論文)対策の重要なポイントです。 このブログは、センター試験現代文(国語)、難関国公…

2012センター国語第1問解説「境界としての自己」木村敏・関係性 

(1)センター試験国語(現代文)の最新・傾向を知っておくことは、センター試験国語(現代文)対策の重要なポイントです。 このブログは、国語(現代文)の最新傾向分析を発信することを目的にしています。 そして、現代文の最新・傾向分析・予想問題記事に実績があ…

現代文・小論文キーワード・マスターのための・オススメ本・ベスト4

(1)キーワードをマスターしようー効果的・合理的な学習法・勉強法 これから、私が現代文(国語)・小論文の授業の参考資料として利用してきた本の中で、受験生でも利用可能なものを紹介していきます。 入試現代文(国語)・小論文の得点力アップのためには、キー…

予想問題・『文系学部解体』室井尚・『日本の反知性主義』(2)

(1)予想問題・第4章「大学が崩壊する」 前回の記事は、『文系学部解体』の全体の概要と解説を書きました。 今回の記事から、このブログを読む方は、前回の記事も参照してください。 その方が、この記事のより深い理解につながると思います。 以下に、前回の…

予想問題・『文系学部解体』室井尚・『日本の反知性主義』(1)

(1)この記事を書く理由ー私は3月3日に、ツイッター(現代文最新傾向LABO斎藤隆、@gen said ryu )で次のようなツイートをしました。 https://twitter.com/gensairyu …………………………… 【最新情報】 『日本の反知性主義』採用大学・ブログ予想記事の的中状…

2016一橋大現代文ズバリ的中報告・解説・解答-長谷正人氏の論考

(1)一橋大学現代文(国語)ズバリ的中報告-来年度以降の予想問題も兼ねて このブログの予想問題記事、「予想問題-3・11津波ビデオ(個人撮影)の影響力に関する論考」(2016年1月26日発表)が、一橋大学現代文(国語)にズバリ的中したことを報告…

予想問題・「SMAP と小林幸子」松井彰彦氏の論考-市場vs共同体

(1)この記事を書く理由 【1】この記事を書く理由 松井彰彦氏は、理論経済学、ゲーム理論(最近の入試の流行テーマ・論点)、障害と経済、を専門とする経済学者(東大大学院教授)です。 著書としては 『慣習と規範の経済学-ゲーム理論からのメッセージ』…

2016年東大国語ズバリ的中報告・内田樹氏・『日本の反知性主義』

(1)2016年東大国語ズバリ的中報告 ズバリ的中の報告をします。 『反知性主義』掲載の内田樹氏の論考「反知性主義者たちの肖像」については、このブログの予想問題記事として2016年2月10日に発表しました。(←この記事の下の、予想問題記事(2016…

予想問題ー『日本の反知性主義』(2015年発行)内田樹氏の論考

(1)なぜ、この論考に注目したのか? 内田樹氏は、難関大学での現代文(国語)・小論文の出題が多い、トップレベルの入試頻出著者です。 最近では、早稲田大学、立命館大学等で出題されています。 内田氏は、倫理学者、翻訳家です。専門は、フランス現代思想で…

予想問題ー3・11津波ビデオ(個人撮影)の影響力に関する論考

(1)なぜ、この論考に注目したのか (1) 長谷正人氏は、名著『映像という神秘と快楽 〈世界〉と触れ合うためのレッスン』(以文社)で、社会的にも注目された、映像文化論を専門としている社会学者(早稲田大学教授)です。 著書しては、『映画というテクノロ…

予想問題(出典)・山崎正和氏の「科学批判」ー「人間とは何か 問い直す時」 

(1)なぜ、山崎氏の論考に注目したのか? 山崎正和氏は、ほとんどの難関国公立私立大学の、入試現代文(国語)・小論文に、一度は出題されている、トップレベルの頻出著者です。 その山崎氏が、最近、読売新聞社に発表した「科学批判」の論考が、また、とても素…

2016年センター国語第1問解説『キャラ化する/される子どもたち』

(1)土井隆義氏の著書の出題状況(第1回の記事がテーマ・論点的中) 2016年センター試験国語第1問(現代文・評論文)に、最近の流行論点・テーマである「自己」「アイデンティティー」(「若者論」・「日本人論」・「日本文化論」・「現代文明論」・「現代文明批判」・「コミュ…

開設の言葉ー入試現代文の最新傾向ー重要な、気付きにくい2本の柱

(1)ブログ開設の言葉 このブログは、現代文(国語・)小論文のテーマ・論点の、最新傾向を分析し、次年度の入試に役立つ情報(対策)を発信することを、主目的とするものです。最新のテーマ・論点について、教養を深める事も大切です。 ここ1年位、インターネッ…