現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

予想出典/『常世の花 石牟礼道子』若松英輔

(1)なぜ、この記事を書くのか? 最近、発行された『常世の花 石牟礼道子』(若松英輔)が、内容的にも、レベル的にも、難関大学の現代文(国語)・小論文の題材として、ふさわしいので、今回の記事で解説します。 まず、この本の「Book 紹介」を以下に引用します…

予想問題/「自分なりの死の哲学は」佐伯啓思『朝日新聞』

(1)はじめに/なぜ、この記事を書くのか? 入試頻出著者・佐伯啓思氏が、入試頻出論点である「死の哲学」・「死生観」・「尊厳死」・「安楽死」・「孤独死」・「無縁死」について、秀逸な論考(→「いかに最期を迎えるか、自分なりの『死の哲学』は」佐伯啓思(『朝日新聞』2018…

予想問題「無常という事」小林秀雄・身体感覚・身体論・死生観・随筆

(1)なぜ、この記事を書くのか? 小林秀雄氏は、一時代前の思想家・文芸評論家ですが、小林氏の思想は、決して、古びていません。 それは、小林氏の論考は、「人間存在の根源」に焦点を当てているからです。 それ故に、今だに、難関大学の現代文(国語)・小論文…

国語予想問題「プロの裏切り・プライドと教養の復権を」神里達博

(1)現代文(国語)・小論文予想問題ー「プロの裏切り・プライドと教養の復権を」(2015・12・18「朝日新聞」月刊安心新聞)ーなぜ、この論考に注目したのか? ① 第一に、最近の流行論点・テーマが含まれているからです。 つまり、 「企業の怠慢・不正・犯罪」、 「専門家・科…