現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

倫理

予想問題/「平成と日本人」山崎正和《地球を読む》『読売新聞』

(1)なぜ、この論考に注目したのか? 山崎正和氏は、長期的にトップレベルの入試頻出著者です。 今回の論考も、「公共意識」の視点からの本質的考察で素晴らしいと思います。 難関大学の現代文(国語)・小論文の入試問題作成者も注目すると思われます。 しかも…

予想問題/「伝統的規範が支える民主主義」佐伯啓思(朝日新聞)

(1)なぜ、この記事を書くのか? 佐伯啓思氏は、入試頻出著者です。 佐伯氏の論考は、最近では、神戸大学、新潟大学、早稲田大学(政経)・(文)、立教大学、法政大学、中央大学、関西大学等で出題されています。 佐伯氏は、最近、「伝統的規範が支える民主主義…

予想問題/「シェアの未来/翼賛に通じる『共有』賛美」大塚英志

(1)なぜ、この記事を書くのか? 大塚英志氏は入試頻出著者です。 大塚氏の論考は、最近では、立命館大学、関西大学、文教大学、大阪教育大学等で出題されています。 最近、大塚氏は、「シェアの未来」「翼賛に通じる『共有』賛美」(〈耕論〉『朝日新聞』2018…

予想問題/『困難な成熟』「責任を取ることの意味」内田樹/倫理

(1)はじめに/なぜ、この記事を書くのか? 現代の世界、アメリカ、日本社会においては、「責任」・「倫理」をめぐる議論は、やむことを知りません。 現代文明は、崩壊の危機に直面しているのでしょうか。 「政治」、「行政」、「経済」、「社会」等の様々な分野に、酷…

予想問題「未来世代への責任」岩井克人/地球環境問題・世代間倫理

(1)なぜ、この記事を書くのか? 現在は、異常気象、地球温暖化など「地球環境問題」に関する論点が、問題化しています。 「地球環境問題」は「科学批判」のテーマにおける重要な論点でもあります。 「科学批判」は、2017年度のセンター試験国語(現代文)、東大国語…

予想問題『悲鳴をあげる身体』鷲田清一・存在の世話・存在の肯定

(1)なぜ、この論考に注目したのか? 鷲田清一氏は、ほとんどの難関大学の入試現代文(国語)・小論文で一度は出題されている、トップレベルの頻出著者です。 最近では、センター試験、東京大学、東北大学、早稲田大学、慶應大学、上智大学等で、出題されてい…

2017早大国際現代文・解説・論点的中報告⑦・IT化社会・モラル

(1)2017では、センター現代文、東大、早大政経・法、学習院大、慶大経済(小論文)、大阪大、神戸大に続き、早大国際現代文にも、当ブログの予想論点記事が的中しました。 2017でも、 ①センター現代文(「科学論」)、 ②東大現代文(「科学と倫理」)、 ③早大(政経…

2017センター試験国語第1問・的中報告・問題解説・科学論

(1)当ブログの予想論点記事が2017センター試験国語[1]に的中(著者・論点)しました。 2016東大・一橋大・静岡大ズバリ的中(3大学ともに全文一致→下にリンク画像があります)に続く快挙です。うれしいことです。 2016・12・13に発表した当ブログの記事(「…

国語予想問題「プロの裏切り・プライドと教養の復権を」神里達博

(1)現代文(国語)・小論文予想問題ー「プロの裏切り・プライドと教養の復権を」(2015・12・18「朝日新聞」月刊安心新聞)ーなぜ、この論考に注目したのか? ① 第一に、最近の流行論点・テーマが含まれているからです。 つまり、 「企業の怠慢・不正・犯罪」、 「専門家・科…

2013早大政経国語(現代文)解説「悪人礼賛」・善意の暴走

(1)早稲田大学・上智大学・同志社大学の現代文(国語)の傾向分析・対策 【1】傾向分析 ① 早稲田大学・上智大学・同志社大学の現代文(国語)は全学部的に、全国の難関大学の中でも特に、重厚で難解な哲学的な論考を出題しています。 ② また、最新の論点・テーマを…