現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「言葉が失墜 物語なき憲法論」國分功一郎/現代文・小論文予想問題 

(1)はじめに 「言葉が失墜、『物語』なき憲法論」(國分功一郎・朝日新聞2018年3月2日)は、大学入試国語(現代文)・小論文対策としても、注目するべき論考です。 國分功一郎氏は、入試頻出著者であり、「物語」・「物語論」は入試頻出論点だからです。 私は、この論…

2009センター国語第1問(現代文)「かんけりの政治学」解説

1)はじめに 「子供社会と大人社会の対比」、あるいは、「子供社会に大人社会の原型・萌芽を見るという視点」は、入試国語(現代文)・小論文における頻出論点です。 子供社会は、大人社会の特徴を分析する上で、有効なリトマス試験紙になります。 子供社会と対比す…

予想問題「消費されるスポーツ」『スポーツを考える』多木浩二/早大過去問

(1)はじめに 多木浩二氏は、トップレベルの入試頻出著者です。多木氏の論考は、最近では、東大、早大(政経学部)・(文学部)・(教育学部)・(スポーツ科学部)、上智大、明治大、中央大などで出題されています。 その中でも、『スポーツを考える』は、特に、頻出…

予想問題「擬似群衆の時代」『書物の変』港千尋/早大・千葉大過去問

(1)はじめに 港千尋氏は、入試国語(現代文)・小論文におけるトップレベルの頻出著者です。 特に、『書物の変 グーグルベルクの時代』は、最近の頻出著書になっています。 以下に、主な出題例を挙げます。小論文の場合は、その旨を表記します。現代文(国語)…

2018東大国語第1問(現代文)解説/著者・論点的中報告

(1)はじめに/2018東大国語第1問(現代文・評論)解説/著者・論点的中報告 2018東大国語第1問(現代文・評論)に、入試頻出著者・野家啓一氏の『歴史を哲学する』が出題されました。 野家氏の論考は、最近では、早稲田大学(政経学部)・(文学部)のほかに、大阪市…