現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

ポストモダン

予想問題/公共哲学/「生き方変える働き方改革を」高端正幸

(1)なぜ、この記事を書くのか? 最近は、「働き方改革」関連法案と電通過労自殺事件の影響もあってか、最近、「長時間労働」や「働き方」に関するニュースや論考が目立っています。 このような議論が盛んになった翌年の入試現代文・小論文では、「労働」・「働き方」…

「言葉が失墜 物語なき憲法論」國分功一郎/現代文・小論文予想問題 

(1)はじめに 「言葉が失墜、『物語』なき憲法論」(國分功一郎・朝日新聞2018年3月2日)は、大学入試国語(現代文)・小論文対策としても、注目するべき論考です。 國分功一郎氏は、入試頻出著者であり、「物語」・「物語論」は入試頻出論点だからです。 私は、この論…

2018センター国語第1問・現代文解説・的中報告・アフォーダンス

(1)2018センター試験国語第1問(現代文・評論)的中報告 (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) (以下、同じです) 2018センター試験国語第1問(現代文・評論)『デザインド・リアリティ』に…

予想問題「好きなこととは何か?」『暇と退屈の倫理学』國分功一郎

(1)なぜ、この 記事を書くのか? 國分功一郎氏は、最近の入試頻出著者です。國分氏の論考は、最近、慶応大学(商学部)、中央大学、同志社大学、関西大学、獨協大学などの国語(現代文)・小論文で出題されています。 従って、国語(現代文)・小論文対策として、…

予想問題「無常という事」小林秀雄・身体感覚・身体論・死生観・随筆

(1)なぜ、この記事を書くのか? 小林秀雄氏は、一時代前の思想家・文芸評論家ですが、小林氏の思想は、決して、古びていません。 それは、小林氏の論考は、「人間存在の根源」に焦点を当てているからです。 それ故に、今だに、難関大学の現代文(国語)・小論文…

『考える身体』身体論・解説・論点的中報告⑥・2017神戸大現代文

(1)2017では、センター現代文、東大、早大政経・法、学習院大、慶大経済(小論文)、大阪大に続き、神戸大現代文にも、当ブログの予想論点記事が的中しました。 2017でも、 ①センター国語第1問(現代文・評論文)、 ②東大国語第1問(現代文・評論文)、 ③早大…

2017大阪大国語(現代文・評論)解説・論点的中報告⑤・文系の知

(1)2017でも、センター現代文、東大現代文、早大政経・法・現代文、学習院大現代文、慶大経済・小論文に続き、大阪大現代文にも、当ブログの予想論点記事が的中しました。 2017でも、 ①センター国語第1問(現代文・評論文)、 ②東大国語第1問(現代文・評論文)…

2017早大(文化)「見ることとうつすこと」鈴木理策・予想出典

(1)なぜ、この記事を書くのか? 今年の早稲田大学文化構想学部の国語の問題を読んだところ、鈴木理策氏の「見ることとうつすこと」という名文に邂逅したので、すぐに記事化することにしました。 近いうちに、鈴木理策氏の論考・対談などが難関大学の現代文(…

現代文予想問題ー地球環境問題『いちばん大事なこと』(養老孟司)

(1)現代文(国語)・小論文予想問題(出典)ー地球環境問題・『いちばん大事なこと』(養老孟司)ーなぜ、この論考に注目したのか? 東京23区では、ハエやカを、あまりと言うか、ほとんど見なくなりました。 私の好きな赤トンボ、スズメが激減しています。 緑の…

2012東大国語第1問(現代文)解説『意識は実在しない』河野哲也

(1)東大現代文(国語)対策ー3・11後の最新傾向分析①ー2012(河野哲也『意識は実在しない』) 東大現代文(評論文)の最新傾向を知っておくことは、東大現代文(評論文)対策の重要なポイントです。 このブログは、センター試験現代文(国語)、難関国公…

2012センター国語第1問解説「境界としての自己」木村敏・関係性 

(1)センター試験国語(現代文)の最新・傾向を知っておくことは、センター試験国語(現代文)対策の重要なポイントです。 このブログは、国語(現代文)の最新傾向分析を発信することを目的にしています。 そして、現代文の最新・傾向分析・予想問題記事に実績があ…

2016年東大国語ズバリ的中報告・内田樹氏・『日本の反知性主義』

(1)2016年東大国語ズバリ的中報告 ズバリ的中の報告をします。 『反知性主義』掲載の内田樹氏の論考「反知性主義者たちの肖像」については、このブログの予想問題記事として2016年2月10日に発表しました。(←この記事の下の、予想問題記事(2016…

予想問題ー『日本の反知性主義』(2015年発行)内田樹氏の論考

(1)なぜ、この論考に注目したのか? 内田樹氏は、難関大学での現代文(国語)・小論文の出題が多い、トップレベルの入試頻出著者です。 最近では、早稲田大学、立命館大学等で出題されています。 内田氏は、倫理学者、翻訳家です。専門は、フランス現代思想で…