芸術論
(1)なぜ、この記事を書くのか? 今回は、入試頻出著者・椹木野衣(さわらぎのい)氏の入試頻出論考である「感性は感動しない」(2018年7月発行の、椹木氏の初のエッセー集『感性は感動しない』(世界思想社)に所収)について解説します。 この論考は、最近、早稲…
(1)なぜ、この記事を書くのか? 「グローバル化」、「国際化」、「国際交流」の前提として、「日本文化の特質」、つまり、「自己」・「自文化」を知ることが不可欠になります。 「他者理解」・「他文化理解」の前提は、「自己理解」・「自文化理解」です。 そのため、日本と西洋…
(1)はじめに 原研哉氏の論考は、国語(現代文)・小論文における入試頻出著者です。 最近では、東大、信州大、高知大、群馬大、早稲田大、明治大、立命館大、学習院大、法政大等の現代文・小論文で出題されています。 今回解説する『白』は、東大、早稲田大、…
(1)なぜ、この記事を書くのか? 小林秀雄氏は、一時代前の思想家・文芸評論家ですが、小林氏の思想は、決して、古びていません。 それは、小林氏の論考は、「人間存在の根源」に焦点を当てているからです。 それ故に、今だに、難関大学の現代文(国語)・小論文…
(1)なぜ、この記事を書くのか? 今年の早稲田大学文化構想学部の国語の問題を読んだところ、鈴木理策氏の「見ることとうつすこと」という名文に邂逅したので、すぐに記事化することにしました。 近いうちに、鈴木理策氏の論考・対談などが難関大学の現代文(…