現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

國分功一郎

「言葉が失墜 物語なき憲法論」國分功一郎/現代文・小論文予想問題 

(1)はじめに 「言葉が失墜、『物語』なき憲法論」(國分功一郎・朝日新聞2018年3月2日)は、大学入試国語(現代文)・小論文対策としても、注目するべき論考です。 國分功一郎氏は、入試頻出著者であり、「物語」・「物語論」は入試頻出論点だからです。 私は、この論…

言語、その道具的機能と問題点/2018予想論点/体系的総整理④

(1)はじめに (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 「言語」・「言語論」・「言語哲学」は、もともと、国語(現代文)・小論文における入試頻出論点です。 最近では、2013東大国語第1問で「翻訳」、2…

2018センター国語第1問・現代文解説・的中報告・アフォーダンス

(1)2018センター試験国語第1問(現代文・評論)的中報告 (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) (以下、同じです) 2018センター試験国語第1問(現代文・評論)『デザインド・リアリティ』に…

アイデンティティ・主体性/2018予想論点/体系的総整理③

(1)はじめに/早くも、当ブログの予想問題記事が2018センター試験国語第1問(現代文・評論文)に論点的中(「主体性の相対化」)しました (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 『中動態の世界…

情報化社会・IT化社会/2018予想論点/体系的整理②

(1)はじめにー「2018直前特集/現代文・小論文予想論点/論点整理②/情報化社会・IT化社会・Web社会・インターネット社会」 (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 当ブログは以下の基本的方…

2014センター国語第1問(現代文)『漢文脈と近代日本』解説

(1)はじめに 本問は、漢文脈が江戸時代の武士階級にいかなる影響を与えたか、を論じた内容になっています。 「言語と人格形成の関係」は重要論点です。 最近では、「能動態・受動態の二分法」と「意志」・「自己意識」の関係にメスを入れ、「中動態」の存在意義に光を…

2018予想論点/体系的整理①/東日本大震災と哲学的論考

(1)入試直前特集/2018予想論点・予想出典/体系的整理①/東日本大震災と哲学的論考 今回の記事は、「入試直前特集/2018予想論点・予想出典/体系的整理①/東日本大震災と哲学的論考」です。 当ブログは以下の基本的方針で作成しています。 この基本…

予想問題「未来世代への責任」岩井克人/地球環境問題・世代間倫理

(1)なぜ、この記事を書くのか? 現在は、異常気象、地球温暖化など「地球環境問題」に関する論点が、問題化しています。 「地球環境問題」は「科学批判」のテーマにおける重要な論点でもあります。 「科学批判」は、2017年度のセンター試験国語(現代文)、東大国語…

予想問題「好きなこととは何か?」『暇と退屈の倫理学』國分功一郎

(1)なぜ、この 記事を書くのか? 國分功一郎氏は、最近の入試頻出著者です。國分氏の論考は、最近、慶応大学(商学部)、中央大学、同志社大学、関西大学、獨協大学などの国語(現代文)・小論文で出題されています。 従って、国語(現代文)・小論文対策として、…

『中動態の世界』國分功一郎/哲学/現代文・小論文予想出典(後編)

(1)なぜ、この記事を書くのか? 國分功一郎氏は、最近の入試頻出著者です。國分氏の論考は、最近、慶応大学(商学部)、中央大学、同志社大学、関西大学、獨協大学などの難関大学の国語(現代文)・小論文で出題されています。 従って、難関大学入試(受験)・セ…

『中動態の世界』國分功一郎/哲学/現代文・小論文予想出典(前編)

(1)なぜ、この記事を書くのか? 國分功一郎氏は、最近の入試頻出著者です。國分氏の論考は、最近、慶応大学(商学部)、中央大学、同志社大学、関西大学、獨協大学などの国語(現代文)・小論文で出題されています。 従って、国語(現代文)・小論文対策として、…

予想問題『暇と退屈の倫理学』國分功一郎/消費社会・真の豊かさ

(1)なぜ、この記事を書くのか? 國分功一郎氏は、最近の入試頻出著者です。國分氏の論考は、最近、慶応大学(商学部)、中央大学、同志社大学、関西大学、獨協大学などの国語(現代文)・小論文で出題されています。 従って、国語(現代文)・小論文対策として、…