現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

コミュニケーション

言語、その道具的機能と問題点/2018予想論点/体系的総整理④

(1)はじめに (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 「言語」・「言語論」・「言語哲学」は、もともと、国語(現代文)・小論文における入試頻出論点です。 最近では、2013東大国語第1問で「翻訳」、2…

茂木健一郎『思考の補助線』/明大(政経)・山口大現代文解説

(1)なぜ、この記事を書くのか? 茂木健一郎氏は、トップレベルの入試頻出著者です。最近では、福井大学、金沢大学、山口大学、早稲田大学、明治大学、立命館大学、関西大学、青山学院大学、成蹊大学などの国語(現代文)・小論文で出題されています。 国語(…

『考えないヒト』正高信男・IT化社会・コミュニケーション能力低下

(1)なぜ、この記事を書くのか? 携帯電話、スマホなどへの過度の依存により、言語運用能力・思考力の衰退、反知性主義などの退化的現象が現代日本に顕著になっている、という意見が強まっています。 そこで、「携帯電話」と「人間のサル化(退化)」の関係を鋭く…

2017早大国際現代文・解説・論点的中報告⑦・IT化社会・モラル

(1)2017では、センター現代文、東大、早大政経・法、学習院大、慶大経済(小論文)、大阪大、神戸大に続き、早大国際現代文にも、当ブログの予想論点記事が的中しました。 2017でも、 ①センター現代文(「科学論」)、 ②東大現代文(「科学と倫理」)、 ③早大(政経…

2016年センター国語第1問解説『キャラ化する/される子どもたち』

(1)土井隆義氏の著書の出題状況(第1回の記事がテーマ・論点的中) 2016年センター試験国語第1問(現代文・評論文)に、最近の流行論点・テーマである「自己」「アイデンティティー」(「若者論」・「日本人論」・「日本文化論」・「現代文明論」・「現代文明批判」・「コミュ…