2018-01-01から1年間の記事一覧
1)はじめに 「子供社会と大人社会の対比」、あるいは、「子供社会に大人社会の原型・萌芽を見るという視点」は、入試国語(現代文)・小論文における頻出論点です。 子供社会は、大人社会の特徴を分析する上で、有効なリトマス試験紙になります。 子供社会と対比す…
(1)はじめに 多木浩二氏は、トップレベルの入試頻出著者です。多木氏の論考は、最近では、東大、早大(政経学部)・(文学部)・(教育学部)・(スポーツ科学部)、上智大、明治大、中央大などで出題されています。 その中でも、『スポーツを考える』は、特に、頻出…
(1)はじめに 港千尋氏は、入試国語(現代文)・小論文におけるトップレベルの頻出著者です。 特に、『書物の変 グーグルベルクの時代』は、最近の頻出著書になっています。 以下に、主な出題例を挙げます。小論文の場合は、その旨を表記します。現代文(国語)…
(1)はじめに/2018東大国語第1問(現代文・評論)解説/著者・論点的中報告 2018東大国語第1問(現代文・評論)に、入試頻出著者・野家啓一氏の『歴史を哲学する』が出題されました。 野家氏の論考は、最近では、早稲田大学(政経学部)・(文学部)のほかに、大阪市…
(1)はじめに/なぜ、この論考に注目したのか? ① 当ブログは以下の基本的方針で作成しています。 この基本的方針は、現在も変わっていません。 以下に、当ブログの第一回記事の「開設の言葉」を引用します。 gensairyu.hatenablog.com ………………………… (引用開始…
(1)はじめに 息子の死、悲しみ、妻と夫の暗い対立、夫の死、孤独な妻、思い出、見たことがないのに眼前に出現した高校時代の夫の幻影、センチメンタルな結末、人生の鮮烈な一場面。 2018センター試験小説は、題材(井上荒野)も設問もオーソドックスな良問…
(1)はじめに (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 今回の記事では、「デモクラシー」・「民主主義」に関連する当ブログの今までの記事を、体系的に整理して、紹介していきます。 適宜、「新情…
(1)はじめに (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 「言語」・「言語論」・「言語哲学」は、もともと、国語(現代文)・小論文における入試頻出論点です。 最近では、2013東大国語第1問で「翻訳」、2…
(1)2018センター試験国語第1問(現代文・評論)的中報告 (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) (以下、同じです) 2018センター試験国語第1問(現代文・評論)『デザインド・リアリティ』に…
(1)はじめに/早くも、当ブログの予想問題記事が2018センター試験国語第1問(現代文・評論文)に論点的中(「主体性の相対化」)しました (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 『中動態の世界…
(1)はじめにー「2018直前特集/現代文・小論文予想論点/論点整理②/情報化社会・IT化社会・Web社会・インターネット社会」 (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 当ブログは以下の基本的方…
(1)はじめに 本問は、漢文脈が江戸時代の武士階級にいかなる影響を与えたか、を論じた内容になっています。 「言語と人格形成の関係」は重要論点です。 最近では、「能動態・受動態の二分法」と「意志」・「自己意識」の関係にメスを入れ、「中動態」の存在意義に光を…