読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

開設の言葉ー入試現代文の最新傾向ー重要な、気付きにくい2本の柱

現代文明批判 東日本大震災 第一回記事-開設の言葉 擬古文 最新傾向分析 小論文 スマホ 人間関係 人間存在 日本人論 現代文明論 先端科学 現代日本文化論 日本社会論 IT化社会の光 IT化社会の影・闇 科学論 科学哲学 入試頻出著者 予想論点 現代文 国語

(1)ブログ開設の言葉

 このブログは、現代文(国語・)小論文のテーマ・論点の、最新傾向を分析し、次年度の入試に役立つ情報(対策)を発信することを、主目的とするものです。最新のテーマ・論点について、教養を深める事も大切です。

 ここ1年位、インターネットの世界を調査した結果、現代文(国語)・小論文のテーマ・論点の、 最新傾向を具体的に分析した論評が、極めて少ない事に気付きました。そして、次年度の傾向予測(対策)をしている論評の少ない事も、また、意外でした。

 私が受験生だった時、現代文(国語)について、最も欲しかった情報は、まさに、今現在の入試現代文(国語)の傾向分析と予測(対策・予想問題)でした。

                               

(2)入試現代文(国語)・小論文の最新傾向ー重要な、気付きにくい2本の柱

 本題に入ります。

 今現在の、

センター試験現代文(国語)、

東大・京都大・一橋大・大阪大・北海道大・東北大・筑波大・名古屋大・神戸大・広島大・九州大・首都大学東京等の国公立大学、

早稲田大、慶應大、上智大、学習院大、マーチ(明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)、関関同立(関西大・関西学院大・同志社大・立命館大)等の私立大の、

入試現代文(国語)・小論文の最新傾向として、注目するべきポイントとしては、2つの大きな柱があります。

 

【1】1つの柱は、「IT社会の光と影と闇」です。

 この論点・テーマは、3・11東日本大震災の前から登場していたので、割と有名ですが、最近のスマホ(スマートフォン)の爆発的な流行により、新たな論点・テーマが発生しています。

 スマホは、それまでの携帯電話とは、まるで違うものです。それだけに、プラス面、マイナス面も、携帯電話と比較して、拡大化・深刻化するのです。

 私が、「IT社会の光と影と闇」と書き、「光と影」だけにしなかったのは、事態の深刻性を強調するためです。

 

【2】もう1つの柱は、「3・11東日本大震災の各方面に対する影響」です。

 「各方面」は、実に多方面にわたっています。入試現代文(国語)・小論文の問題を読んでいると、現代文明論(文明論)、科学批判(近代科学論・現代科学論)以外に、自己論(アイデンティティ論)・環境論・人間関係論・人生論・政治論(民主主義論等)・リーダー論・若者論等、「影響」が思いもしない方面にまで及んでいる事に、驚かされます。

 「影響」は、「単なる影響」のレベルでは、ありません。今までないくらいに大きく、底知れぬほど深く、長期的なものと言えます。

 2015年の入試現代文(国語)・小論文にも、その影響は続いています。

   

  私は、2013年3月に出版した自分の参考書(『頻出 難関私大の現代文』(開拓社))の「あとがき」に以下のように書きました。

 

  「2011年の東日本大震災・福島原発事故は、これ以降の難関大入試の現代文・小論文に、かなり大きな影響を与えたようだ。あの事件は、今振り返ってみても、第二次世界大戦に匹敵する出来事なのだと思う。

  2012年の難関大の入試問題を精査してみると、それまでよりも、本質的・哲学的文章、人間関係・人間存在・生命・科学批判・安全・時代の混乱に焦点を絞った文章が、目立ってきている。

 私は、この変化をとても好ましいものだと思っている。本来、現代文の入試問題は、本質的・哲学的文章であるべきだと思っているからだ。

 あらゆる学問の基礎には哲学的視点が不可欠であり、これは欧米では当然の前提である。日本の高校・大学の教育にそれが不足している事に、私はこれまで、少なからず危機感を感じていたのである。

 今回、この参考書の依頼が来た時、私は難関大入試におけるこの傾向の変化を、いかに本書に取り入れるかに腐心した。

 東日本大震災以降、日本人全体の価値観は、大きく変わったのだと感じる。まだ明確には、その全体は把握できないが、何かが大きく変わったのは確かだ。

 よく分からないが、良い方向への変化だとは感じる。

 その実体を探ることは、我々の日々の課題だと思う。

 そして、より良い方向へと進路を変えていくことも」

 

 2015年の難関大学の入試問題(現代文(国語)・小論文)を概観しても、あの時と同じ感想を持ちました。入試現代文(国語)・小論文は、まっとうな道を選んでいるようです。

 

 

 

 

【私のプロフィール】

 このブログ内の、私のプロフィール面については、下記のURLを、クリックしてください。

リンクできます。

http://profile.hatena.ne.jp/gensairyu/ 

 

 

(下の、Amazon のリンク画像の(早稲田大学の難問を中心にした)参考書は、私が執筆したものです。

本書においては、2つの大きな目標を設定しています。

 

第1は、明治・大正・昭和前半期の難解な文章(1種の「擬古文」)に対応できる読解力の強化です。

この種(「擬古文」)の文章は、京都大、大阪大、一橋大、北海道大、東北大、早稲田大(政経)(文化構想)、上智大(経済)、明治大(法)、青山学院大(文)、中央大(法)等で頻出です。

本書は、早稲田大(政経)出題の擬古文分野の頻出著者の文章を中心に7題掲載しました。

具体的には以下の通りです。

森 鴎外「混沌」 早稲田大(政経)

柳 宗悦「労働と美」 早稲田大(政経)

正岡 子規「句合の月」 早稲田大(政経)

高村 光太郎「彫刻の面白味」 早稲田大(政経)

二葉亭 四迷「平凡」 早稲田大(国際)

和辻 哲郎「茸狩り」 早稲田大(政経)

夏目 漱石「思い出す事など」 早稲田大(政経)

 

第2は、受験生が一般的に苦手意識を持っている、近代批判、現代文明批判(特に、IT革命、科学批判、家族制度、愛など)、哲学、芸術論、エッセイ・小説について、早稲田大・学習院大・立命館大・国学院大・中央大に出題された、頻出著名著者の論考を題材としてマスターすることを目指しています。

具体的には、村上陽一郎氏、黒崎政男氏、加藤周一氏、中村雄二郎氏、山崎正和氏、藤原新也氏、川崎展宏氏、黒井千次氏、梅原猛氏の論考を題材にしています。

 

興味のある方は、ぜひ、リンクをクリックして、ご覧になってみてください。)

 

   

 

 私は、ツイッタ-もやっています。こちらの方も、よろしくお願いします。

 https://twitter.com/gensairyu 

 https://twitter.com/gensairyu2