現代文最新傾向LABO 斎藤隆

入試現代文の最新傾向を分析し、次年度の傾向を予測する大胆企画

センター試験現代文

2007センター国語第1問(現代文)「日本の庭について」・解説

(1)なぜ、この記事を書くのか? 「グローバル化」、「国際化」、「国際交流」の前提として、「日本文化の特質」、つまり、「自己」・「自文化」を知ることが不可欠になります。 「他者理解」・「他文化理解」の前提は、「自己理解」・「自文化理解」です。 そのため、日本と西洋…

2008センター国語第1問(現代文・評論)解説/奥・日本文化論

(1)はじめに 2008センター試験国語第1問は、内容的に、やや難解だったという意見があります。 「奥」という語の多義性、日本人独自の空間感覚が、近代化・欧米化した現代日本人には、分かりにくい部分があったかもしれません。 対策としては、自分の価値観…

言語、その道具的機能と問題点/2018予想論点/体系的総整理④

(1)はじめに (今回の記事の記述は太字にしました) (赤字は当ブログによる「強調」です) (青字は当ブログによる「注」です) 「言語」・「言語論」・「言語哲学」は、もともと、国語(現代文)・小論文における入試頻出論点です。 最近では、2013東大国語第1問で「翻訳」、2…

2011センター国語第1問(現代文・評論文)解説

(1)なぜ、この記事を書くのか? 鷲田清一氏は、ほとんどの難関大学の入試現代文(国語)・小論文で一度は出題されている、トップレベルの頻出著者です。 最近では、センター試験、東京大学、東北大学、早稲田大学、慶應大学、上智大学等で出題されています。…

『中動態の世界』國分功一郎/哲学/現代文・小論文予想出典(後編)

(1)なぜ、この記事を書くのか? 國分功一郎氏は、最近の入試頻出著者です。國分氏の論考は、最近、慶応大学(商学部)、中央大学、同志社大学、関西大学、獨協大学などの難関大学の国語(現代文)・小論文で出題されています。 従って、難関大学入試(受験)・セ…

入試直前特集ー2017現代文・小論文入試予想論点・体系的総整理

入試直前特集ー2017年度・現代文(国語)・小論文・入試予想論点ー体系的総整理 当ブログは以下の基本的方針で作成しています。 以下に、当ブログの第一回記事の開設の言葉を引用します。下にリンク画像が貼ってあります。 「今現在の入試現代文・小論文の最新…

擬古文・文語文・早大政経現代文解説「思い出す事など」夏目漱石

(1)擬古文・文語文を得意分野にしよう。 大学入試現代文(国語)における、擬古文(および、擬古文的な一時代前の読みにくい文章、文語文)の出題率は、決して低下していません。 むしろ、最近では、じわじわ増加しています。 最近では、2013年のセンター…

私のプロフィ-ル-自己紹介・趣味・特技・好きな食べ物・私への連絡方法

【自己紹介】 東京都生まれ。 東京教育大学(筑波大学)付属中学・高校卒業。早稲田大学法学部卒業。 Z会東大進学教室、河合塾、早稲田予備校、医学部予備校九段ゼミナール、辰巳法律研究所・法科大学院・ロースクール入試対策講座等で、現代文・小論文等を担当…

大学入試・国語(現代文)問題における原典修正について(要約の注意点)

(1)この記事を書くことになった理由 このブログの読者になってくれている友人から、「このブログの記事は、比較的重いものが多い。軽い読み物的・エッセイ的なものを入れると、ブログ全体を疲れないで読めるのではないか」と忠告がありました。 私自身も、少し…